僕の大切なお友達に「冬ちゃん」っていう韓国キュートレディがいらっしゃいます。
彼女は、母国(韓国)でもご自身の勉強がてらなのでしょうが、日本語に対する高い見識や、韓国の漢字語と日本語の漢字語の比較学習などをブログに綴られております。
中でも面白いのが、日本縦断県庁所在地ではないですが、各都道府県の生い立ち・成り立ちなどを手短に紹介しています。
ヘタレ自身も「ほうほう、、そうだったのね」って感じで感心して読んでいます。
外国人にこういった事を知らされるのはチョッと気恥ずかしい部分もありますが、ためになるものはなるのであって、読んでいて楽しいです。
いま近畿地方あたりでしょうかね。
さて、その中に「奈良県」に対する記述が見られます。
その記述には
「なだらかな地勢から”ならやま(平山)”を形容した地名とされる」
との解釈と併せて
「朝鮮語の”クニナラ”の略でクニの都の意味との説がある」
と、紹介されています。
さて、日本ではどう紹介されているかというと。
「上記のような説も有ることにはあるが、とうてい信じがたい。」
と、そういう説があることは書かれている場合が多いですが、肯定的な意見はないです。
冬ちゃんもおそらくは日本のサイトからこういった情報を得ているのではないかとは思いますが、、、
なぜに肯定的な意見が無いかと言う事をご紹介しましょう。
まず、奈良県のナラは、、「土地をならして出来た都」と解釈するのが日本的には定説になってますね。
十分に説得力が有る言葉です。
韓国で誰が最初に奈良=ナラという発想に行き着いたかは定かではないですが、、、
その方は日本語に「ならす」という動詞が有ることを知らなかったんじゃないかと。
あるいは知っていてもそれは無視して韓国語で国をあらわす「ナラ」に結びつけてしまったと、そんなところでしょう(何せ何事も韓国起源説をぶち上げるのが好きな国ですから)。
さて、本題に入ります。
奈良が韓国で国を表す「ナラ」から取ったはずが無い理由ですね。
◎第1に言語的見地において
古代日本においては、朝鮮半島と日本列島は人的交流も有ったのは確かで、お互いの言語が土着してる可能性はかなりあります。
その中にナラって言葉があるんじゃないのか??
みたいな事も考えられますが、、、否定できないわけじゃないですが、、、
でもナラは日本に定着した単語とは言い難いでしょう。
その最たる理由として、今現在「ナラ」が国を表す単語として日本に残っていないですね。
さらには、、、、
後述することは韓国語と日本語はルーツは別とする言語学の理由にもなっていることなんですが。
言語というのは自分を含めた身近な言葉って時代を経ても変化しにくいのだそうです。
「ものの数え方」、「体の部位」、「自分を含めた身近な人の呼び方」、「集団生活で必要な言葉」、「挨拶」などがそれに当てはまるようです。
日本人が韓国語を習えば、あるいは韓国人が日本語を学べば上記のことで類似性のある言葉が非常に少ない。
(つか、、あるんだろうか??ヘタレが韓国語をかじり始めた頃に、漢字語はこれほどまでに発音を含めた類似性があるのに、体の部位とか、両親の呼び方とか、これ・それ・あれ、、とか全く違うのに面食らいましたから)。
と、言う事で「国」などという「集団生活で必要な単語」で重要なものにわざわざ外国語を取り入れるとは考えにくい(だからこそナラという言葉は日本で現在でも残ってない)。
逆を言うと、これらの単語に類似性が無い以上「国」をあらわす「ナラ」だけ取り入れると考えるのは相当に無理があり説得性は皆無と言っていいでしょう。
また、日本ではこの辺の時代の書物もかなりあって、当時の言語体系をしっかり知ることが出来ますが、、、、
韓国にはこの辺の時代の書物って皆無だそうです(ごくごく1部有るみたいだけど)。
チョッと横に話しがそれますが、ハングル以前の言語体系を論理的に調べるのは相当に難しいらしいです。
◎第2に時代的背景において
奈良に都が置かれたのは710年です。
この時代の日本と朝鮮半島のつながりはどうかというと。。。。
もうほとんど文化の吸収先として朝鮮半島とは縁を切ってます。
皆さまも小学校で習ったとおり、600年には遣隋使を中国に派遣しています。
随が滅んだ後は遣唐使として中国の先進的技術や仏教の教えなどを学ぼうとしていました。
簡単に言ってその頃の日本は朝鮮半島は眼中に無かったのであります。
もし有ったのなら、朝鮮半島に行くよりも多くの危険や時間的浪費を払って、犠牲を覚悟で中国に直接おもむく意味はないですからね。
以上の事をもって考えられるのは、、、
奈良という新しい都に中国由来の言葉を当てはめることはあっても、朝鮮半島由来の言葉を当てはめるなどと言う事はありえない。
という論理的結論に達せざるを得ません。
と、いうことで・・・
この世の中に「奈良」が韓国語の「国」をあらわす「ナラ」に由来しているという説が存在するものの、、、
滑稽無糖と言わざるを得ないのであります(ΘΘ)ρ
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COMMENT
びっくりしました。
その、ブログの言なんですけど、
ただ、あの、カシオ電子辞書に入っている「日本語知識辞典」に収録されている内容です。
それを、私はただ、移して、解釈してみただけです。
で、奈良県についての説明も、移しながら、「これ、信じられない」と思ったんですよ。
移さなかった方がよかったかもしれませんね;_;
オッパが私のグログ、来てくださるなんて、夢でも考えたことがありませんので、
ちょっと、本当に;
ビックリしましたの(゜Д゜)
昨日のコメントに長く返事してくださって誠にありがとうございます。
オッパの優しさが感じられました。(笑)
で、またびっくりしたのは、
朝、ツイッター確認してみたら、フォローが増えていて、誰かな、と思ったんですが、
オッパでした!!
あの時には、まだ、オッパが私のブログ見ているのに気づかなかったんですので、
どうして分かったの、と、本当にビックリしました。
実はですね。
昨日ここ来たのも、オッパ、ツイッターしないのかな、と思って、
聞いてみようと思って、来てたんです。
サッパリ忘れてしまったんですけれども(笑)
やはり、オッパは先生です!
だって、昨日、表現したいのに出来なかった言があったんですが、
それが、「横に話がそらす」です。
「이야기가 딴 길로 샜지만」で、
韓日辞典で「새다」引いたら、漏れる・流れ出る・抜け出る・ばれる
などなど、しか出て来ませんでした。
結局、「長くなりました」で・・・
今日も勉強になりました。ありがとうございます~
これからも宜しくお願いいたします。
スタタタε=ε=ε=[家]≧∇≦)ノ~~バイバーイ♪
+
ちなみに、「日本語知識辞典」、
学研ていう会社が出版した本らしいです。
(学研2003と書かれています)
で、紀伊国屋ウェブで検索してみましたが、
たぶん
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4054015697.html
この本らしいです。
目次も同じで、私が移したのは
「3地図で見る日本人の旅」の一部です。
(著作権の問題が気になりますがT_T)
へヽ(´▽`)/へへっ
(o ̄∇ ̄o)ヘヘッ♪結構前から冬ちゃんのブログ見てますよ。。。
コメントを入れたいときもあるんだけども、、、
なんせ日本からネイバーのID取るの面倒でさ。
時々補足してあげたくなるときはあるよね。
奈良の件・・・・
まぁ、「そういう少数意見もある」という事は事実ですから(主に韓国の意見だけど)載せること自体は問題ないと思うよ。
ただ、「信憑性はかなり薄い」とか入れとけばもっとgoodなのかもしれない。
それと多少の日本語のお勉強になったようで何よりです。
「話しがそれる、話をそらす」って感じで使います。
いつでも息抜きに遊びに来てちょうだいね(^_^)b
※最後にいつもの日本ご勉強
「うつす」について
これは冬ちゃんの凡ミスかもしれないけど念のため(^_^)b
「移す」→物や人が別の場所に動く
「写す」→元になる物(絵とか文章)を別な物に表す(写真をうつす、もこれね)
「映す」→物を投影して見せる(鏡に映す、映画を映す)
で、あります。
なので今回は「写す」を使うのが正解です。
漢字の書き取りテストなら×よん^_^;
外にも「撮す」、「遷す」なんてのも有りますがあまり日常的ではありません。
ではでは・・・