ここで韓国側があげている「竹島をめぐる領有権問題を解決する」が62%、「歴史認識問題の解消」は34.3%、「植民地支配への補償問題を解決する」が26%となったベスト3であるが、基本全て日本側から解決は不可能である。
何故かと言えば、韓国は大韓民国憲法において禁じられている遡及法がまかり通る希な国民主権国家であるからだ。
こういう概念がまかり通る国とそうでない国が遡及的内容を含むもので妥協点は見いだせない。
上記3つの問題をそれぞれを考えてみよう。
1:竹島(独島)の領有権について
この懸案についてはサンフランシスコ条約にて第2次世界大戦敗戦国である日本と戦勝国連合国側と取り決められている。
サンフランシスコ条約には日本国が手放す領土が記載されていてそれに竹島は入っておりません。
また、サンフランシスコ条約締結の当事者ではない現在の韓国(北朝鮮含む)はこの条約について異議を唱える権利はありません。
「独島はウルルン島の付属物だから違う」みたいな言い方も聞きますが。
サンフランシスコ条約の最初に「あるがままに読め」と書いてあります。
「日本から切り離す領土を記載する」と書いてあるのですから書かれていない物は全て日本の領土。
こんなことは小学生でも分かること。
おそらくね、上記のことは李承晩大統領も分かっていたのでしょう。
そこで彼は唐突に1952年に「李承晩ライン」なる物を勝手に制定します。
その時から独島はウリ領土!!って始まったわけです。
日米共に国際法を無視した行動だ!と、抗議しますが朝鮮半島の共産化を避けたい米国はこの件についてあまり大きな声を上げなかった。
と言う事でうやむやに事は進みますが、国際法的に認められたものではありませんでした。
ありませんので、、、今現在でも漁業協定等では竹島は日本の領土として国際的に認定され、そこを基準に海域が設定されています。
それが分かっていて韓国は漁業協定に調印していますね、おかしな話しです。
この李承晩ラインのおかげで竹島近海で操業していた日本国漁民は拉致監禁されました。
監禁者は約4000人、死傷者44人もの犠牲を出したのであります(こうした情報は韓国国民には知らされてないでしょうね、おそらく)。
したがいまして・・・・・
竹島の領有権問題を起こしたのは韓国であって、日本に解決を求めるのはお門違いです。
2:歴史認識問題の解消
これは個々別々には解消出来るかもしれません。
その個々の問題も韓国側が大きく日本側に変更を求めている物は無理でしょう。
ヘタレも時折書きますが、韓国政府も韓国マスコミも事をねじ曲げて報道したり、大事な部分は抜かしたり、全く知らせなかったりとそれこそ事実わい曲隠蔽が激しいです。
サンフランシスコ条約の内容や、日韓基本条約の内容までもつい最近まで国民に知らせずに隠し通してました。
これでは韓国民の目が曇るのも当たり前で一番の被害者は韓国民そのものだと思います。
そういった意味でもアンケートに答えたであろう一般庶民が抱く対日本への不信感は韓国政府や韓国マスコミが作り上げてきたものといえるでしょう。
したがいまして・・・・・
歴史認識問題を起こしたのは韓国(や韓国マスコミ)であって、日本に解決を求めるのはお門違いです。
この辺の話しは3番とも重複する部分がありますのでこの辺で。
3:植民地支配への補償問題を解決する
これは解決済みです。
日韓基本条約にて「この協定により、日韓間の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決した」となっている。
が、先にも書いたように韓国政府は韓国国民につい最近まで隠してました。
それを知らない韓国国民が日本に対して腹を立てるのは当然でしょうね。
まぁ、当時に知ったとして腹を立てたのかもしれませんが、それは日本国の関知するところではございません。
その上で日本は韓国(北朝鮮も韓国の1部と言う事で北朝鮮分も含めて)へ
* 3億ドル 無償金(1965年)(当時1ドル=約360円)
* 2億ドル 円有償金(1965年)
* 3億ドル以上 民間借款(1965年)
や、技術提供(自動車・家電・造船等多数)をし、漢江の奇跡と言われる復興を遂げ今に至っているわけです。
したがいまして・・・・・
国と国が条約を結び解決したことになっている物を解決しろと言われても無理です。
今現在の韓国民が日韓基本条約が気に入らなければ、そういう条約を日本と結んだ韓国政府に対して文句を言うべきであって、日本に解決を求めるのはお門違いです。
以上の様に・・・・
これ全て日本に解決を求めても無理ですね。
韓国民も「今現在」にスポットを当てて未来志向で日韓関係を見て頂ければと思う次第です。
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