韓国紙幣に見る韓国国史感

前日記の続きです(*^▽^*)ノハーイ

折角韓国紙幣を頂いたのでその人物像を日本と絡めながらご紹介。

一国の貨幣ともなればそれ相応の人物が描かれていて当然です。
韓国貨幣を目の前にして韓国痛ヘタレがこの素材を見逃すわけがありません。
って事で・・・・・せっせと調べたのであります。
これ、、結構苦労したりして(＞▽＜;; アセアセ

結論じみたことを先に書いてしまいますと、、、
肖像画に使われている人物は15・16世紀の人物に絞られています。
また、韓国は儒教の国、と良く言われますが、それを強く実感出来る方々です。

※紙幣の写真が粗いですが、通貨という事で高密度画像は避けました。

◆1000ウォン札(約75円)

人物：李滉(り こう) ：이황(イ ファン)　1501年 - 1570年
李氏朝鮮の儒学者。
明朝で盛んになった陽明学を退け、あくまで朱子学を尊重したことが特徴。
隠居後には、「陶山書院」を開き、儒教の研究と後進の育成に力を注ぎ、賜額書院として朝鮮の儒教の興隆の先駆けとなった。
日本の林羅山、山崎闇斎らに影響を与えた、そうです。
また面白いのは、後に紹介する5000ウォンの人物とは学問上のライバル関係だったようです。


◆5000ウォン札(約375円)

人物：李珥（いじ）：이이(イ イ)　1536年 - 1584年
李氏朝鮮の儒学者にして政治家。
儒教の父と言われ政治にも関わった人物。
彼の唱える儒教は先のイ・ファンとは異なるものであった(ここを細かく書き始めると面倒なのでこんなもので^_^;)。
また、当時の北胡（女真族）や日本が朝鮮を攻めることを予見し富国強兵を謀ったともされる。
実際に彼の没後に豊臣秀吉は明への領土拡張(他説は色々あり)を目指し、その過程において朝鮮は経路にあったために戦乱状態となる（文禄の役）。


◆10000ウォン(約750円)昨年までの最高額紙幣

人物：世宗大王(せいそうだいおう)：세종대왕(セジョンデワン)
李氏朝鮮時代(1392-1910)の第４代王(1397-1450)。
なんと言っても訓民正音として韓国人の愛するハングルを作らせた人物として有名である。
文化的な面で優れた業績を残し朝鮮時代の王の中で最も優れた王と言う意味で「大王」と呼ばれている。
実際に残っている肖像画は無いそうで、札に描かれる人物は想像の産物だそうです。
また、領土野心も結構あったようで、対馬に対して攻撃を仕掛けるも惨敗する（1419年応永の外寇）。


◆50000ウォン(約3750円)現役最高額紙幣

人物:申師任堂(しん しにんどう)：신사임당(シン サイムダン)
生没は1504年 - 1551年、李氏朝鮮中期の女流書画家
韓国発行貨幣では初の女性。
前述のイ・イの生母であり、朝鮮良妻賢母の鑑とされている。
当然お札に使われている絵も彼女が描いたものとされている。
親子で紙幣でコラボって、、、韓国も粋なことしますね。


以上のようにご紹介いたします。
これはヘタレが各種情報から極めて短く要約したものです。
韓国人目線で「肝心な部分」はそこじゃねぇ～よ！
とか、記載すべきより重要な内容とかあればご一報下さい。